とても豊かないちにち。

朝の竹藪

↑朝の竹藪は暗くて恐い。
どうも土の下20cmくらいのところに、小さな小さな竹の子があるようで、猪が掘りまくっている様子。
ここへ入ると毎回何故か目眩がする。

2023年12月14日 暖かい。でも週末から冷え込み雪になるそうな。冬支度が追いついておらず少々焦る。

今朝も今朝とて罠の見廻り。仲間もしばらく獲物なし。
濃い獣道も歩いた形跡がない。少々寂しいけれど、辛抱辛抱。成果が出ずともじっと待ち工夫を続けるのは得意なのだ。
ただ、行列の飲食店には、5秒並ぶ忍耐力すら持ち合わせていない。

いつもと様子が違うのは、カラスや鳶がたくさん忙しそうに飛び回っている。
昨日他所から犬を連れた鉄砲打ちが来ていたので…そういうことかな。気の毒なことです。
僕のところへ来てくれたら丁寧に食べてあげられるのになぁ。
望んでこの世界へ踏み込んだけれど、いい師匠に恵まれてほんと良かった。違っていたら今頃苦しい思いをしていたことが容易に想像できる。
あとは腕を上げねばなりません。

原木椎茸

帰路、2年前の春に植菌した椎茸のほだ木から、ぽこぽこたくさん出ているのを見つけわーい!
猟仲間と子どもみたいにはしゃぎながら収穫し、マタギ勘定。
楽しいのでほだ木をもっと増やして一緒にやろうという話に。

午後から、妹に頼まれている米を受け取りに天空の里三原区へ。
猟の話や熊出没情報や来年のイベントの話で花が咲き、ケラケラ笑っている間に45分経過。
我が家用に古米をこれまた考えられないお値段で譲っていただき、16日のライブ会場下見へ椒に移動。
Googleマップでは出てこない山道を走り、楽しいドライブ。

その後、「大根取りにおいで」と林の書の師匠(まだ弟子入りしていないが勝手に…)から連絡があったもので立ち寄る。
そしたらなんと16日のライブの題字を書いてくださり、たくさんおでん用大根をいただき、数々の興味深い話と共に、「道徳学の論文 廣池千九郎」全10巻をお借りすることに。
そして更に驚いたのは…なんと…どうやら林の書の師匠と僕は血が繋がっている様子。

おでん大根。

とても豊かないちにち。
あっという間に日が暮れたように思うけれど、朝の竹藪は数日前の記憶のようにも思える。
毎日よく働いているけれど、現在所謂一般的に「仕事」と言われている、現金収入に直結する「仕事」に割り当てる時間を捻出するのが大変難しい。ついついこうなる。
なんとなく、これまで「仕事」だと思い込んでいたものは然程大切なことではなく、今に集中していけば気持ちの良い道へ連れていってもらえるような気がするけれど…はてはて。