有害捕獲、初しごと。

2024年4月25日 いい天気。海は荒れ模様。

20日から22日の肉体疲労が抜けず、なかなか布団から出られない出たくない朝。自分のまわり歳上というか高齢の方が多くなっているので、ついついまだまだ若者気分になってしまうけれど、しっかり中年である。こんなもんだと、肉体の使い方含め上手にやっていかねば。というところで朝8時、梨山でハクビシンがかかったと連絡が入り出動。

鹿や猪狙いのくくり罠は今、手が回らずお休み中。でも梨山のハクビシン対策はやっておかねばと、数日前に箱罠を稼働させたところ。1つかかったということは群が近くにいるということなので…えらいことだ。真面目に取り組まねば。
箱罠の中でかなり暴れたのか、背中の毛が随分抜けている。おまけに猫にそっくりなので(ジャコウネコ科)なんとも複雑な気持ちになる。でもまぁ仕方がない。命のやりとりもまた、僕も猫もハクビシンも共通の営み。何も殺さず生きることなどできないんだから。

持ち帰り解体作業。内臓はとても美しく、心臓や肝臓、腎臓だけでなく、肺に胃袋や腸も食用に全てきれいに掃除した。肉は数日寝かせてしっかりドリップを抜いてから精肉する。頭と尻尾の先の方と皮は埋没処理。全部とても丁寧な仕事ができたので、気持ちがすっきり晴れた。ここまで向き合えると、納得ができて楽しかった。一般家庭の食卓にはならぶことがないハクビシン、とても美味しいのです。

ハクビシン仕事中、真弓さんのドラムが響いていた。
その後、真弓さんは大量のフキの下処理作業に着手。ようやく今日で完了めでたし!


家のそばの小さな畑や裏庭、あと里道の草がすごいことになっているので草刈り。草刈機をブンブンまわす。ここは平地なので楽勝。これであとは連休までに畑の草刈りをして、夏野菜の仕込みを終えれば身の回りはひと段落だな。ぼちぼち田んぼの草刈りが大量に入ってきそうだし、がんばろー。


夜は村のお役目。公民館で待機して集金作業。今年は会計を2つ担当することになったので、ここは特に慎重に慎重に。お金を預かるのも扱うのも肩が凝る。帰宅後ひととおり見直し、間違いがなかったのでホッとした。ホッとするとまた肩が凝る。


ハクビシンのホルモン、味見してみようかということになり、胃袋と腸を焼いてみる。南部鉄器の分厚い鉄板で、味付けは塩と胡椒のみ。やはり思った通り絶品!! 臭いは全くなし。ありがとうございます。ごちそうさまです。