暮らしと録音が地続きになった。

2024年6月14日 晴れ。

いいお天気だし外仕事をぐんぐん進めよう!と意気込み布団を出たはいいものの、身体がずっしり重くあらららら。真弓さんも先日の遠征疲れが回復しておらず、今日はゆったり目に過ごした方がいいかなと書斎へ。デスクワークを進めようとしてみるが気分が乗らない。

そんなわけで、時々触ろうとしてはみるもののよく分からず、3年間放置してしまっているオープンリールでのレコーディング機材に、終日向き合ってみた。

レコーディングに関しては、高校時代にカセットテープデッキを複数台用いてデモテープを作って以降、MD DATA → ハードディスク → Macintoshでシーケンサーを使ってのレコーディング、そしてDAW。とデジタルでの経験しかない。なのでミキサーなんかもパッとみた感じよく似た変わらぬ姿だけれど、根本的なところが異なる様子。不明点を一つ解決するとまたその先に不明点が現れ、原因を考えると複数考えられひとつひとつ切り分け作業し解決していく。

僕と同じ年齢くらいの機材なので、機械側の問題も見つかり、ひとまず都度クリーニング。でもその程度できちんと使えるようになった。あと、古い機材なので細かい使い方がテキストや動画で解説されているものがなく、自分で考えて解決していく過程がすごく楽しい。

少しづつ使い方を理解し、夕方、ついに録音の検証までできた。テープならではのワウフラッターは好みの問題だけれど、僕は大好物。そしていい具合に力強くコンプがかかった音で録ることができる。同じ設定で録りだけをデジタルでもやってみて聴き比べてみると圧倒的な差。テープは未加工でも好みの音で既に録ることができている。デジタルはデジタルのどんどん加工編集しやすい利便性が魅力だけれど、僕はどうやらテープと相性が良い様子。暮らしとも相性が良い音。

やっと、暮らしと録音が地続きになった。やっとここまでたどり着けた。