草刈りは、景色をつくる仕事なんだ。

2024年7月12日 晴れ。

朝8時より、ひとつ山側の部落の人から頼まれている田んぼの草刈りへ。雨が降ったし暑くなってきたので、草の成長が早い。ひざを超える高さになっているし、茎も太くなってきているので大変大変。結局、13時までかかった。休憩なしで5時間要した。

草刈りをすると風通しが良くなるし、景観も良くなる。なので景色をつくる仕事だと僕は思っている。そうなると自分なりのこだわりも出てくるので、とにかく仕上がりは美しくしたい。「そこまで丁寧にせんでもええで」と言われるけれど、それはちょっと難しい。

帰宅し昼食をいただき少し休憩。午後からは別の場所の草刈りをしたいんだが….体がかなりきつい。一日の草刈りは2時間くらいにした方がいい、そう聞くけれどなかなかそうもいきません。そんなことを思っていたら、狩猟の師匠から連絡あり。「夏場の来客多そうだけど鹿足りる?」と。1頭いただけることになり、一緒に鹿の解体へ。師匠は本日2頭仕留めたとのこと。この暑い季節に2頭、まだ未経験領域だけれど、とても大変なこと。

とても良い雌鹿で、いいものを食べて栄養満点!といった感じだった。ただ、もう本当にマダニの数がすごい。見ているだけで痒くなってくる。もうもはや模様ですかと言いたいくらいマダニがついている。草刈りが残っているので、内臓を出し心臓や肝臓をクーラーボックスに入れ、本体は一晩谷川につけて冷やしておくことに。皮剥ぎと肉取りは明日。これも大変な作業だけれど、これで鹿肉がいっぱいだー!とても助かる。これから子どもたちも沢山遊びにくるので、沢山鹿肉を食べてもらえる。

鹿の解体から戻り、すぐにまた別の田んぼの草刈りへ。19時までひたすら刈った刈った。全身痛い。まだ刈らねばな場所が沢山あるので、来週はとにかく草刈りだ。まぁ、また同じ場所….お盆前には刈らねばならない状況になるんだが。

ほんとうに今日はよく働いた。とてつもなく夕飯が美味い。真弓さん仕込みのお豆腐や、各種夏野菜料理をひたすらポリポリポリポリ。今日食べると最高においしい鹿の内ロースはローストにして自家製ニンニク麹で。