2024年7月21日 晴れ。
本日は京都西院OOH-LA-LAでライブということで、朝9時前に出発。夏休みに入ったので普段と違う。大きな車が続々と我が町に入ってくる。妙にテンションが高い。この地の暮らしや文化に敬意と尊重を抱きつつ、最高の夏を満喫いただけますように。近所でよく耳にする「他所からたくさん人が来ると怖く感じる」その意味がよく分かるようになってきた。
共演のUpperSixx、かなり久しぶりの再会。調べてみたら2020年11月1日以来だった。大好きだし勝手にある意味の同志だと思っている。またご一緒できて嬉しかった。藤川真里さん、ご一緒するのは5年ぶりかな。表情がとても穏やかになられたなぁ素敵だなぁと思った。久しぶりに会った人の表現を味わうと、一気にその4年や5年がなかったかのような気持ちになると同時に、やはり4年や5年でそれぞれ色々あり、別人にもなっている。
OOH-LA-LAのPAさんは、バンドの色をしっかり考えて音作りをしてくださるので面白い。 “ろんぱり”とその前の”ツムギ”は全く違った音なので、ギターアンプに立てるマイクの位置が大きく異なり、僕たちの音はオーガニックに、そのまま増幅させる感じにしてくださっていた。
演目
- 新月の呟き
- 死者の声
- うそでもいいから
- 誕生
- Rainy Head
- 青年は広野を目指す(詞:五木寛之 / 曲:加藤和彦)
出演
ツムギ / UpperSixx / 藤川真里 / ろんぱり
本番直前、消臭剤か何かのケミカルなニオイを吸い込んでしまったため、気分が悪くなり呼吸が浅くなってしまった。そんなわけでいつになく必死になって声を出すことになり苦労した。暮らしが変わり体質が変わり、以前は然程気にならなかったけれど、今は体が受け付けないものが結構あるので、気を付けねばえらい目に合う。
帰路、それはそれはまたすごい数の鹿。でも本当に狩猟免許を取得し、狩猟の師匠筆頭に現場からかなり多くのことを学んだので、きちんと気をつけて運転できる。よくこの夜道の鹿の話をすると「高速使わないの?」と聞かれる。「経費をできるだけおさえたいので。」と正直に答えるけれど、高速を降りてからの道則で特に鹿が多いので、気をつけなくちゃいけないのは変わらない。
自宅まであと30分というところで、対向車線横いっぱいに雌鹿一頭座っていた。40kg以上はある雌だったので、近くで仔鹿がウロウロしているのではないかと思い、一旦停止し周囲を確認。そしたら対向車線を高速道路と勘違いしている速度で、乗用車が2台突っ込んでくる。「このままだと、対向車が鹿に気がつき避ける時、僕たちが邪魔になるわ」と慌てて発進。すれ違った時も対向車は一切減速しておらず、2秒か3秒後、ドッパッッッシャーーーーーーン!!!!と、思いっきり鹿を轢き、鹿の腹が弾け胃の内容物や血液が飛び散る音がした。きっと車は衝撃で結構なことになっているだろうし、浴びた液体、相当な臭いだと思う。エアコンの風が凄いことになったことでしょう。田舎の夜道をあなどるなかれ。突然飛び出してきたのならまだしも、道の真ん中に座ってる子を轢くなんて。
もっと上手に対向車に鹿の存在を伝える方法がなかっただろうか?と頭の中がぐるぐる。そして、あの瞬間の音が耳から離れず後味が悪い。なによりそもそもスピード出し過ぎなんだよ!と怒りたい怒りたい怒ってやりたい。はぁ….