2024年8月16日 曇り。山側のみ時々雨。
朝、梨山へ出かけて罠をかけなおし作業。丁寧に仕掛けた罠はきちんと猪に見つかり、掘り起こされ放り投げられた。完敗完敗。そのあと獣道を追い圃場の外側のさらに外側へ。やはりかなり上の方に、農会で設置している柵で突破されている場所がある様子。柵を補修し、その付近の獣道に罠を置き勝負したい。なのだが、毎朝この斜面を這いつくばって上がって見廻りをするのか。。。。
帰路、畑により畑の面倒を。今年は本当に雨が少ない。
午後から、波田野さんとBozzoさんと取材。神原の数珠繰りへ。昨年も来たのでみなさま一年ぶり。お元気そうでなにより。
数珠は左回りで南無阿弥陀仏を唱えながら回す。線香の火が消えるまで回し続ける。毎年、真夏と真冬にそれぞれ一回行われる儀式。神原のおばあさんのみで続けられてきた儀式。今日は特別に僕たちも参加し回させていただくことに。「男だけどいいのでしょうか?」と言うと、みなさま口を揃えて「時代は変わる」と。昔、Bob Dylanもそんなようなことを歌ってらしたが、彼よりもかなり説得力がある「時代は変わる」だった。
その後、もしかしたら仏送りをされた場所が他にもあるかもしれないので、山椒川をあがっていってみたいと波田野さん。確かにあった。たくさんあった。
美しい人の営み。自然との関わり。これもまた、「川にモノを流すな!」という一部の大きな声に消されつつある。
仏送りがされていない部落でも、お墓やお地蔵さんのまわりは草刈りされ、きれいに掃除されていた。八十代以上の数名しかお住まいではない部落でも。それがどれほど大変なことか。
こんな素晴らしい経験をしたあと、「おつかれさまです!」と解散する気持ちになれず、夜は我が家へ集合。波田野さん、Bozzo家、nanairo家でまた宴を開催。