2924年9月6日 いいお天気。
午前中は二十世紀梨の仕分け作業にはじまり、大口注文の贈答用二十世紀梨の商品づくり。この作業も毎年大変で、きれいな梨をひとつひとつ包装紙で包み箱に入れていく。緩衝材や指定の手紙なども入れて封をする。それを250箱以上かなぁ、作っていく。何人もの手で数日要する。
午後からは籾摺り作業。今日は30Kgの玄米を40袋以上、積み上げたり移動したり冷蔵庫に入れたり。思えばこの作業にも随分慣れた。少しづつ、来年から自分の田をどうやって作っていくか、方向性が見えてきつつある。
Yahoo!ニュースで「米農家廃業急増の背景 肥料や農薬高く 価格転嫁は鈍く経営圧迫」という記事が出ていた。
同社は、米の消費減が続く中で価格転嫁もしにくく、農家に利益が残らないことから翌年の生産に必要な費用が捻出できず、米作りを断念するケースも多かったと分析。「資材高騰と値上げ難で農家が経営を諦める状況が続けば、将来的に主食の米が安定的に供給できなくなる可能性もある」とみる。
「将来的に」と書かれているのでなんとなくのんびり構えてしまいそうだけれど、実際は3年先5年先くらいの目前に迫っている。なのでとてもヌルい表現だと思う。まぁ、人口も減るから何もかもが今と同じではなくなるんだろうけれど。
田んぼを作ると言うと沢山の人が親切に、「儲からないのでやめた方がいい」「米は買ったほうが安い」「時給100円くらいにしかならない」などなど教えてくれる。やらない方がいい理由を多くの人が教えてくれるのは音楽活動も同じで、言われれば言われる程、やるべきだと腹が座る。