素敵な芝居小屋にて。

 2024年10月5日 いかにも秋晴れという感じの日。

 来年からつくることになった田んぼの電気柵撤去作業。冬は除雪車も通る場所になるので、今のうちにきれいに片付け来春また設置する時に困らないようにしておく必要がある。隣の田をつくっておられる方が丁寧に教えてくださり、誠に有り難いことです。帰宅してから慌てて教わったことを整理してノートに書き留めた。尚、10月10日を過ぎたら草刈りをし、そのあと秋起こしをするのが良いとのこと。先日の不慣れな秋起こしはそれはそれは酷い仕上がりになっているので、10日過ぎたら再挑戦しよう。晴れ間しかできないことが多いので、予定の組み方も今後考えていかねば。

 田んぼから撤去した道具を先日整理した納屋に片付けたら、またまた納屋が狭くなってしまった。もっときちんと機能的に使えるように棚なども整えたいな。

 今日は18時に出発して一件打ち合わせに行かねばで、はてはて食事をとらずに行くのも何だし焼き飯でも軽く食べようかと準備していたら、電気柵撤去を丁寧に教えてくださった方の奥さんが、手料理をおすそ分けしてくださった。とてもおいしく丁度よく、心地よく出発できる腹具合に。とても不思議なことにこの方、いつもこういうタイミングでおすそ分けしてくださる。特殊なアンテナをお持ちなんだなぁと毎度思う。

 19時より、出石の永楽館で打ち合わせ。

 明治34年に開館した芝居小屋。歴史の流れと共にその後は映画館になったりパチンコ屋になったりし、長く廃墟の時を経て復活。当時、取り壊したお城の材料を組み合わせて作られたとのこと。入った瞬間からとても心地よい場所だし、なにより芝居小屋の完全に完成された設備にただただ関心した。動線設計から何から何まで計算されつくしている。こういう技術と文化が研ぎ澄まされた江戸期に思いを馳せた。

 ここでバンドのライブイベントを3月に計画しようということで、有り難いことにお声がかかった。関係者各位集い、イベント名からフライヤーのデザイン、そして舞台の使い方などを話し合い決めていく。ライブはたくさんやってきたけれど、こうやって丁寧に取り組めるのは初めてで新鮮だった。

 数年前、京都へ出る時に永楽館の横を通ることが何度かあり、その度に「ここで演奏してみたいなー」と言っていたけれど、ついに流れがきましたか。この場に調和する音を出せるようにしたいものですなぁ。