22時間半、神経ピンピンまいったまいった。

 2024年10月11日 晴れ。

 朝6時には起き弁当を用意したり等々。本日は神戸にてRomelさん主催ロックンロールジャンボリー2024。今回で12年目。今年はRomelさんのバンドの一員として出演。その分の曲を準備してはいるが、一昨日と昨日送られてきたタイムテーブルやその他データを確認すると、「ん???」という点がちらほら。気を抜くことができない一日になりそうだなぁと思った。その予想は的中してしまった。笑

 朝8時に出発し、14時頃からリハーサル開始。新たに急遽手に入れたギターアンプVOX AC-15cc、チキンジョージでは若干パワー不足だなぁと少し気になった。nanairoであれば十分事足りるけれど、今回のセットでは無理があったなぁ。

 その後、超ベテランゲスト陣が到着しリハーサルが進む度、「この曲はバンドで演りたい」という話が進み「ええ!?」となりながら準備が進む。どうやらきっと、そういう話が裏ではできあがっていたということなのでしょう。

演目

  1. ひとっ走り
  2. ちゅかわかぶぎ
  3. Maggie’s Farm
  4. テケテケブルース
  5. モンキーガール
  6. 街の狂気

 THE PRIVATESの延原達治さんとは、3曲一緒に混ぜていただくことに。Silvertoneのギターアンプから、もの凄いホンモノの音が鳴ってて気持ちがよかった。

 有山じゅんじさんとは、リハーサルで2曲準備したけれど時間の都合で1曲ご一緒に。有山さんはHarmonyのギターにFenderのギターアンプ。とても甘く優しく懐が深い、大好きなエレキギターの音色。nanairo的には、こんな風に弾けたらもっと歌に寄り添いつつ最小編成で素敵なハーモニーが作れるなぁなどなど思っていた。

 そしてRomelさんはやはりとても器用で、ゲストのお二人に寄り添いつつ、ゆっくり絵を描くようにギターやコーラスを展開していく。時に壊したり時にルーツをしっかり押さえたフレーズやトーンで飾る。

 まぁまぁ色々あったけれど、ベースのYukiちゃんが一生懸命リードしてくれるし、真弓さんのドラムもあるしで心強かった。重鎮先輩たちの中に若手でもない若手独りの時は、もう音を出せる気分になかなかったもので、おかげさまで今宵は楽しめました。多くの方から「こんなチャンスは巡ってこない貴重なものだよ!」「もっとガツンと自分をこういう時に出さなくちゃ!」と度々激励いただき、その通りだと思う。その通りなんだけれど、なかなか性格が激励やご期待に追従できず、毎度精一杯なんだ。

 22:30頃終演し、頑張って一時間以内に帰路についた。明日は朝から体育まつりの準備に出ねばなので、できるだけ早く帰宅し眠りたい。でも残念ながらそうはいかず…

 三木市に入る前に大きな事故現場に遭遇。交差点で自動車とトラックがかなり激しく接触した様子。トラックは炎上していた。どういうわけか、事故現場を最前列で眺める流れとなってしまい、「爆発したら巻き込まれるなぁ」などと言いながら消防車や救急車やパトカーの到着を待った。消防車が一番に到着し、あっという間に消火してくれた。消火作業中も、僕たちの隣をくぐり抜け対向車線に行き、消火作業を思いっきり邪魔しながら消火ホースを踏みつけて進む車やバイクが数台。命が関わる緊急事態に、一体どういう心の流れでこういう行動をとることができるのか理解が追いつかず、ただただとても悲しかった。その後、ここはしばらく封鎖となると聞き、警察の方の指示に従い少し戻り道。北上する道がここしかないので、ぐるっと迂回することにした。

 結局、一時間少々迂回路に費やし、鹿や小動物が飛び出してくる道を気をつけながら走り、帰宅したら午前四時半だった。22時間半、神経張り詰めたままで過ごすことになったので、ただただとてつもなく疲れた。44歳は決して若くはないので、動き方…改めなければ、あの炎上事故も他人事ではない。

 そんなことを思いながら車のエンジンを切り、車から出て夜空に目を向けると、今夜はとても空気が澄んでいるようで、とてもとても美しい星空が広がっていた。黒い天球に目一杯の星がちらつき恐ろしい程に美しい。ひとまず今日はよく頑張ったので全てをヨシとしよう。

出演

Romel Amado & Yuki Demanda from HELLCAT 小林琢也 & 山口真弓 from nanairo / 延原達治 from The Privates / 有山じゅんじ