日帰り西宮。

 西宮市の市の木はクスノキ。あちこちで大きなクスノキが見られるのは、西宮の好きなところかもしれない。幹は深い知恵を蓄えているような雰囲気だし、見上げた時の枝っぷりや木漏れ日はとてもやさしい。

 2024年10月29日。曇っていたり濃霧だったり雨だったり。

 朝5時出発で父の通院のため西宮へ。家を出た時はまだ真っ暗で、だんだんと陽が昇り光が漏れてくる。豊岡市街地や養父は霧が深く、運転が少し怖いけれど美しい景色。道は空いているので、のろのろ走っても3時間半程で西宮に到着。今回は妹も一緒に来てくれるので、まずは妹をお迎えに。そして父の通院2件と役所で手続きが必要なことを行いに市役所へも行った。

 これまで一番暮らしに支障が出ている症状に対して、特に解決策が提示されることなく何ヶ月も経過してしまっていた。今日はひとつ解決策の糸口っぽいものが見えてきたのが嬉しかった。仮に違ったとしても、「何もしない」というのはどう考えても違うだろうという状況が続いていたので嬉しい。あと、妹が一緒だと常に冗談を言い合うことになるので楽しい。やはりどんな時も面白いことを見つけて明るく過ごすのは大切なこと。

 妹と話をしていて随分と時代は変わったんだなぁと感じる。小学校に通うようになった娘、同級生からこんなことばを度々かけられるらしい。

  • お母さんはどうして働いていないの?私のお母さんは私のために一生懸命働いているのに。
  • どうしてまだ漢字が読めないの?(大半の子は塾通いで既に塾で習っている)
  • どうしてスグに泣くの?
  • キュウリやトマトはお菓子ではないよ。売ってる甘いものがお菓子なのに、おかしいよ。
  • どうしてお母さんが作った服を着ているの?私のお母さんは服を買ってくれるのに。

子どもたち同士の会話だけではなく、母である妹にも大勢の子どもたちから投げかけられることばとのこと。妹は上手に真っ直ぐ回答するので流石だなぁと思った。そしてまた同級生の子どもたちは小さな嘘をたくさん使うようで、嘘をよく知らない娘はとても苦労している様子。本当に大人になんてならない方がいいと心底思う。

 帰路、両親の今後についてぐるぐる考えていたら、あっという間に竹野に到着19時前。