豊かなジオパーク。〜長崎県松浦市へ1日目〜

 2024年10月30日 晴れていたり曇っていたり。

 朝7時45分、竹野から西に向かって出発。真弓さんの父上に会いに長崎県松浦市へ向かって、ひたすら海岸線を走る。今日はずっと走り、夜は猫たちとはじめての車中泊予定。茶々丸(兄猫)は慣れない車移動に不満が多い様子で、最初の2時間はずっと動き回りニャーニャーギャーギャー訴え続ける。どんな動きをするか読めないのでリードをしているが、これはこれで色々なところにリードが絡まり厄介なことに。そして風太(弟猫)はとても怖がりで、運転席の後ろにある隙間にすっぽり身体をうずめてじっとしている。まぁ、2匹ともニャーニャーギャーギャーで動き回られたら大変なので、ひとまずこんなもんかなと良しとしよう。

 浜坂までは頻繁に来ているので、あっという間に鳥取に入った。鳥取に入ると海岸沿いだけれど海が見えない位置に道があるので、右を見ると巨大な風車が回っていてなんだか怖い。左を見ると砂地で農作業をされている景色があり、らっきょうかなぁ。そんなことを考える。昼には島根に入り2年ぶりに宍道湖を。ただ宍道湖の景色は往路より復路の方が楽しめる。昼食は真弓さんが行きたがっていた蕎麦屋さんは混んでいて入ることができずで残念だった。

一応、出雲そばを食べた。出雲そばはこのタイプではなく「釜揚げそば」が個人的には好き。

 鳥取、島根、山口と進むにつれ、同じ日本海側でもだんだんと景色が変わっていくのが楽しい。特に我が家近辺の海岸では凝灰角礫岩がとても多いけれど、西へ行けば行くほど全く見かけなくなる。流紋岩が多くなってくるし花崗岩が露出しているんだろうなぁというところもあった。そして改めて、竹野は狭い範囲で多様な火山活動の跡が確認できるので特に面白い場所かもしれないと再認識した。お国自慢になってしまうけれど。いずれにせよ山陰海岸ジオパークから西へ西へ、これハマると余裕で人生一回分楽しめるくらいの魅力がある。次回までに下調べしておこう。

 

夕食は「丹吾亭」にて。昭和の演歌や歌謡曲がゆったり流れるお店で、大きめのお刺し身の定食を注文。地元のお魚が食べられるということで。そしたら、

とてつもなく立派な舟盛りが!内容と量から判断すると半分以下のお値段だったので心底驚いた。この物価高の時代これほどのお仕事すごいことです。大満足でありました。

 豪華な食事のあとは「田万川温泉」へ。見た感じあっさりした雰囲気だったので油断していたらとても力強いお湯だった。この2日間ずっと運転だったし明日も運転なので、一気に生き返る感じがした。

 「ゆとりパークたまがわ」に車を停め車中泊仕様に荷物を整理。はじめてのことで手際が悪く改善点多々あり。でもなんとか落ち着ける空間が仕上がり、地元のお酒をいただきつつゆっくり休んだ。ただ、猫たちは慣れないことだらけでストレスが多かったのでしょう。食欲がかなり落ちており少ししか食べなかった。でも少し食べてくれただけでも嬉しかった。