和室のように使えば快適。〜長崎県松浦市へ5日目〜

 2024年11月3日 晴れ。

 真弓さんの父上が仏壇の前で唱える般若心経、とても心地よいなぁと感じつつぼんやり目覚める。般若心経は量子力学の視点でようやく読み解くことができるみたいな話があり、仏教をよく知らない僕もかなり興味がある。知ろうとしなくちゃなりませんなぁ。

 昨日同様、いつものように真弓さんの父上が、ご飯とお味噌汁と焼き魚の朝食を作ってくださり、おいしくいただいた。そして朝8時出発で帰路。滞在中、真弓さんは度々「竹野で一緒に暮らそうよ」と提案していたけれど、90歳手前で住み慣れた故郷を離れたくないのは当然のこと。僕たちがしばらく松浦の家に住むのが一番良いようにも思うけれど、今や竹野でたくさんお役目をいただいているし、なかなか難易度が高い。阪神間での音楽活動然り瞬間移動できたらすんなり解決できる問題が多々ありモヤモヤする。ひとまず農が忙しい時期はこれからさらに家をあけることが難しくなるので、年明けて3月にはまた会いにいけるようにしたい。そう思いつつ「さようなら」は胸が苦しい。

 なんと世間は連休ということで、交通量が多くなっている。また食事に立ち寄るお店も人が多く目が回る。でも順調に本州に戻り、然程疲れることもなく夕方には島根県浜田市に入った。一瞬、このまま暗くなってからも走れば、日が変わるまでに帰宅できるし頑張ろうかなと思ってしまう程だった。でも、暗い中の移動は猫たちが苦手な様子だし、また鹿や猪に神経を張って走る夜道も疲れるので、予定通り休むことに。

 「湯谷温泉リフレパークきんたの里」にて温泉につかり、身体をあたためた。その後、夕食を予定していたお店は混んでいたので、地元のスーパーマーケットで地魚のお刺し身や、バトウのフライ等と地酒を求め、車でゆっくり食事し眠ることに。

 車中泊にも慣れてきた。猫たちも慣れてきた。車を車中泊仕様に改造してしまいたい勢いだけれど、楽器でいっぱいになることもあるしで、そういった使い方は我が家には向かない。そこで、和室のように使えば、快適に過ごせると分かった。