2024年11月4日 晴れ。気持ちの良いお天気。
道の駅での車中泊だったけれど、ぐっすり眠れ日の出すぎに目が覚めた。車から出た時の景色もなかなか美しく気持ちよかった。ゆっくり準備し7時には出発。大田島根県市の温泉津(ゆのつ)温泉へ向かった。
山深い場所にあり、とても趣のある温泉街。こう言うと申し訳ないけれど、城崎のような派手さは全くなく、古の香りがして背筋がしゃんとする建物が並ぶ。入口でお湯への入り方に関して丁寧な説明を受けた。「シャンプーや石鹸を使わないように」という注意がとても嬉しかった。普段から使わないけれど、こういったいいお湯を使わせていただく場合は特に嬉しいルール。
大地の熱い血液に浸かっているようなお湯で素晴らしかった。熱く鉄の香りと味がするお湯。今回で一番好きな本物の温泉。大満足で満喫した。ただ大変残念だったのが、おじさん一人最初の注意をよく聞いていなかったのか、僕がそろそろあがろうかなと思った矢先シャンプーを使い始めた。狭く趣ある浴室に歪な化学の臭いがむせるように漂い、温泉の香りも蒸気もなにもかもかき消された。もはや環境破壊の域である。
お昼は「道の駅 大山恵みの里」大山日本遺産定食をいただいた。大山おこわと大山そば。とても優しい味で美味しくうれしかった。
「道の駅 大山恵みの里」は、売られている加工品もとても興味深いものが多く、見て回るのが楽しかった。色々工夫されている。そして有害駆除で捕獲された猪のお肉も売られている。分からないけれど、各方面上手にリズムを合わせて動けていないとできないモノばかりだったので凄いなぁと思った。こういう取り組みが僕もできるといいんだろうなぁ。
鳥取を抜け但馬に入ると、やはり一気に景色が変わる。帰ってきた感が胸に込み上がってくる。「帰ってきましたー!!」と叫びたくなるくらいになんだか嬉しい。特に佐津を過ぎるともう家だー!という気持ちになる。そして相谷を過ぎ我が部落の海岸が見えてくると、それはそれは嬉しかった。しかし、長い長い運転だったけれど、家の近くが一番険しい道だということに気が付き笑えた。えらいところに住んでいるなと改めて。そして帰宅した猫たちも本当に嬉しそうだった。よく頑張りました。
我が家から長崎県松浦市までのガソリン代、有料道路利用料が往復で¥15,000程しかかかっていなかった。自由に動けておいしいものと温泉を堪能できて交通費が¥15,000。なにより猫たちと過ごせてこれは凄い。松浦へ帰るハードルがうんと下がったし、大きな大きな自信になった。