僕を通して祖母の影を。

 2024年11月21日。晴れのち曇り。海は穏やか。

 朝2階の窓から青空を眺めると、今日はほんとうにもう何もしたくないなと思った。

 「わたしたいものがあるので家によって欲しい。」と連絡があり、買い物ついでにその方のお家へ。元学校の先生をされていた方で、この方の母上は僕の祖母と仲が良かったらしい。そういうことで、どことなく僕を通して祖母の影を確認し涙される。こうしたことは割とよくあって、僕もまた僕の中にある祖父や祖母の影を確認することになる。祖母へとお花をいただいたので、お墓にお供えした。

 帰宅後、長くお付き合いが続く大阪の製造業の会社から依頼をいただいた、英語版のカタログのデザインをひたすら。会って打ち合わせすることもなく電話で話すこともなく、E-mailのやり取りだけで仕事が続いている。こんな仕事ができる人は世の中にいくらでもいるのに、使い続けてくださるとは誠に不思議なこと。感謝感謝。