気持ちが良く後味が良いイベント。

 2025年3月9日。寒い。海はだいぶ静かになった。

 芝居小屋ロックフェス〜辰巻〜二日目。朝9時半より前半出演バンドのリハーサル開始。まず、大学生のバンドや小学生〜中学生のバンドのリハーサルを。昨日もそうだったけれど、若いギタリストはギターアンプを使わずに音を作っていたりする。意味はもちろん分かるけれど、いざ同じことをライブでやってご覧と言われると….抵抗があるし気持ちがいい音を出すことが自分にはできないだろう。どちらがいい悪いではなく、時代は変わった。どうかどうか若い人には、このまま自由に表現活動を続けてもらいたい。先輩から学べることは学ぶのがもちろん良いけれど、いつの間にか枷になってしまうこともある。なので、若い人との関わり方には気をつけていかねばと、彼らの美しい姿を見て強く感じた。

 途中、永楽館のお隣のお家で法事があるということで、リハーサルが中断となった。これはこれでまた興味深い時間だった。そして何より、現在お経をあげておられるであろう住職さんは、昨日もお客さんとして来られていたとのこと。このあたり、地元でしっかり人間関係を大切にしてこられた人が実行委員の主要メンバーだからこそのこと。とても大切なこと。

 そんなこんなでリハーサルは随分押してしまったのに、どういうわけか開場前にはきちんと終え本日の演目がはじまった。

 本日は以下の8組。

  1. TAMBA BOYS
  2. NUTS BELLS
  3. ワラシノオト
  4. System-offline
  5. NAKAZTOVAZ
  6. nanairo
  7. ウルフルケイスケ
  8. ピリカトライアングル VOL.1

 本日もとても楽しい舞台裏だった。そして、ずっと仕事があったので、すっと自分の演奏にも入ることができた。細かいことはさておき、nanairoはnanairoらしい、きっと活動をはじめてから最もnanairoらしい表現ができたように感じた。

photo by bozzo.

演目

  1. だから旅行がつまんない
  2. 雑草
  3. 死者の声
  4. 誕生
  5. 魚みたいに泳ぐ船

 2日間、全てのバンドの表現とても面白かったし、とても平和なイベントだった。出石の町に音は響き渡っていたし、野外の小さなステージでも色々なセッションが繰り広げられ、本当に楽しいイベントだった。お酒も提供されていたのに関わらず、酔っ払って問題を起こすような人は一人も出なかった。何より驚いたのが終演後。誰が指示をするわけでもなく、関係者一同それぞれ各々が思うように働きあっという間に機材の搬出や片付けが終わる。気持ちが良く後味が良いイベントだった。新しいなと感じた。

 体力を使い切った状態ではあったけれど、名残惜しく不参加予定だった打ち上げにも参加した。3.elements+Goodman B.BのKEYさんと同じテーブルだったこともあり、なんだかとてもゆったりした充足感たっぷりの会話。

 各バンドやDJ、出店のこと、主催者についてなどなど語りたいことや感謝やら色々ありますが、胸にしまっておき…これを糧に楽しいことを増やしていけたらなと心底思い竹野へ帰りましたとさ。めでたしめでたし。こんな気持ちになれる舞台を続けていきたいものです。