2025年3月14日。晴れ。
朝から西宮へ向かう。来週頭予定している手術の説明を聞きに。そしてその後の退院後の段取りに関して。しっかり説明を聞き、書類に署名したりなどし、あとはゆっくり一時間父と病室で過ごした。入院から常に慌ただしく、面会に度々行っているものの入れ替わりで、ゆっくり過ごす時間がなかったので、何を話すわけでもないけれどなんだか楽しくホッとした。
そろそろ帰ろうかなと思った時、主治医の先生がやってきて言った。「小林さん、今夜からまた口からの食事に戻して練習してみましょう!」と。声門閉鎖+気管切開の手術を行ったあとから、鼻チューブで栄養剤を投与されることが食事となっていた。カロリーという面ではしっかり足りているので以前より顔色もよくなったように思ったが、口から食事ができるようになるということが、本当に嬉しいお知らせだった。とは言え固形のものはもう食べることができないわけだが、それでもひとつ光がさして嬉しかった。「お父さん、少しでもおいしく食べられますように。」と別れ際に言ったら、ニコッと笑顔。
妹の家によってから竹野へ向かった。また長距離運転して疲れたが、いつも程ではなかった。疲れたと感じる時、肉体的なものより精神的なものの方が大きいのかもしれない。