みちしるべ。

 2025年8月4日。やや曇り気味。稲穂が出揃ってきた。

 朝8時より日役。毎年恒例、裏山の山頂にあるお墓までの道の草刈りと側溝の掃除。この側溝の掃除が今年も大変。山の法面に多数獣道があり、その関係で土がずってしまい側溝が腐葉土で埋まってしまう。この土を掘り出して掃除するということで、男集でヒィヒィ言いながら頑張った。しかしやはり人数が多いと早いもので、2時間半程で完了。普段独り作業が多いもので、なんとも楽しかったりもする。

 日役のあとは元気な面々で集まり、僕の畑のそばにある猪用の箱罠を、田んぼの方へ移動した。田んぼ近くに藪があり、開けたところがヌタ場になり、田んぼに入って荒す猪が出てきたので、被害の多いところへ移動。この箱罠の面倒も見てやらねば。

 16時より、真弓さん北前太鼓の稽古へたけのこ村へ。僕は駐車場で一時間程待ちなので、先週ここで生まれた曲の仕上げに着手。ありがたいことに「みちしるべ」という曲ができた。終盤、狩猟の師匠が通り、久しぶりにお話を。


「みちしるべ」

もう迷うことはない
あなたが歩んだ
道が見える

もう迷うことはない
ここにもあなたが建てた
みちしるべ

向かい風が強い時
あなたの声が聞こえる
時の流れに身をまかせ
魔法の言葉を
「はいよろこんで」

精神が肉体に閉ざされても
以前よりよく笑っている

どんな明日どんな最期であろうとも
美しい経験を選び重ねた

向かい風が強い時
あなたの声が聞こえる
時の流れに身をまかせ
魔法の言葉を
「ありがとう」


 18時、夏場隣保ごとに行っている海岸の清掃へ。今日はそこまで放置されているゴミがなくホッとした。隣の海水浴場はそれはまぁ酷いもので…夏の来客はこの街には有り難いことなんだけれど、都会から引っ越してきたくせいに都会の人がすっかり怖くなってしまった原因のひとつ。

 18時半過ぎより、今朝移動した箱罠に行き、まだ作動させず周囲に米糠を置いた。しばらくは罠に警戒するだろうということで、作動はさせず餌を置いて様子をみる。

 夜、なんとか頑張って食事をし、気を失うように眠りについた。