「均衡」とか「信頼」。

2024年4月12日 すごくいいお天気。

朝5時半には日の出で明るくなってくる。つい先日までは7時半でも真っ暗だったのに。日照時間が長いとそれだけ外で作業できる時間が増えるということで、どことなく活気が出てきて周囲の人たちも嬉しそうに映る。暖かくなったし。僕もそう思うけれど、いやぁ同時に眠い。春はとっても眠い。

昨日に引き続き8時には梨山に入り、交配作業の続き。昨日より暖かいので花がどんどん咲いてくる。この作業は三年目。今年は花が遅かったけれど順調に作業が進み嬉しい。途中で気温が下がったり、雨が降ったりしたら、それだけでやり直しになる。もし雨が続いたら、秋の実りが期待できなくなる。実際ほんの少し前まで寒かったし雨ばかりだった。絶妙なバランスの中の一員、僕もまた。

日々の食卓に並ぶ食材、殆どがこの谷でとれたもの。なのでこの谷は僕の一部でもあることになる。

雲一つない青空。時々、なんのヘリだか知らないけれど、少々五月蝿いヘリコプターが現れる。

作業を終えて帰路、我が家の畑も庭も季節が進み、草がぐんぐん育っている。来週あたりから草刈り進めねば。


夜は城崎国際アートセンターへ。contact Gonzo(日本)とTS Crew(香港)という、武術とスタントを軸としたパフォーマンスユニットのコラボが滞在制作中で、3つのシーンを観賞。すごく興味深かった。言葉での表現や説明は殆どなく、肉体での表現がじわじわ入ってくる。帰路、「均衡」とか「信頼」ということばが胸に広がり腑に落ちた。