冬場は見えていなかった。

2024年6月15日 晴れ。暑くなってきた。

目が覚めて、冷凍庫の鹿肉の在庫状況を思い出し、「そろそろ鹿を獲らなくちゃ困るね」とそんな会話を。またまた畑や庭まわりの草刈りもせねばだし、今日こそは外仕事を進める過程で獣道の探索に出かけようと決め、朝食の支度をはじめた。ばたばたと家事を進めている最中ふと携帯電話を見ると、「梨山でハクビシンがかかっている」とメッセージ。急いで準備し出動。

やはりどう見てもかわいい。罠ごと回収しそのまま山に向かい、いつも鹿の解体作業を行う川で全工程済ませる。朝の川はお日様が木に隠れているので、程よく涼しくて気持ちがよかった。頭と毛皮以外は殆どクーラーボックスに入れて持ち帰った。作業中、明るい時間だし大丈夫なんだけれど、熊が出てきたらどうしようと警戒しまくっていて少々疲れた。捕食するようになると、捕食される姿も容易に想像できるのでビクビクしてしまう。

帰路、冬場たくさん柚子が実っている場所に、赤い花が勢いよく咲いていた。とても力強い姿で美しかったので、軽トラックを停めて写真を。これ、ザクロ? 冬場は柚子しか見えていなかったので柚子の木しかここにはないと思っていたけれど、ザクロ? 他の木も並んでいたのね。知らなかったなぁ。


午後からは草刈りや畑の面倒を。もうじき胡瓜が食べられそうで嬉しい。畑にいる間ずっと、向かいの斜面から獣の気配。何度も目を凝らすが分からない。作業を終え「さて帰りましょう」というところで、ひょっこり現れ姿を見せてくれた。二頭のアナグマだった。夫婦かなぁ。呑気な感じでぽいんぽいんと歩いていった。すごくかわいい。