とったりとられたり。

2024年7月8日 曇り。

今日は終日、畑で静かに過ごしたいなと思い、朝から出かける。箱罠は昨日のままでハクビシンは入っておらずホッとした。そして今日食べごろのキュウリが3本程実っており、夕方ぼって(但馬では「とる」を「ぼる」と言う)夜ポリポリ真弓さんと食べようとウキウキ。

機械で草を刈り、防獣柵のまわりの草は鎌で刈り、キュウリの網を調整したり、トマトの脇芽取りをしたり、その他支柱を立てたりなどなど、ずっと気になっていた作業を進める。

昼になり一旦帰宅し、めでたく2周年を迎えたたけの太陽家にて昼食。たまたまBozzoさんも来ていたので、色々な話に花が咲き、おいしいおいしい昼食をいただいた。

そしてまた畑に戻って続きの作業を….

夜の楽しみにしていたキュウリが見事にハクビシンにやられている。しかもたった今までここで食べていた様子。隣の耕作放棄地の草むらの中から、カサカサと音がする。そして罠には寄り付いた様子もない。「どうぞ食べてください」と罠の中に置かれたバナナより、ぼりたてのキュウリの方がいい。確かにそうだ。賢いなぁ。

誠に勝手な話ではあるが、楽しみにしていた野菜が野生動物の餌食になると、なんとも虚しい気持ちになる。落胆。これが続くと多くの人が「買った方が安い」と、そういう気持ちになって作るのをやめてしまう。獣たちが侵入できないように対策を強化することもできるが、それはそれでまた経費と時間を要する。そして屈強になればなるほど、草刈りがやりにくくなる。そしてだんだん、檻の中で野菜を育てているような絵面になってくる。

何かもっと楽しい方法はないものだろうか。畑で犬を飼う….とか?

夕方になり、汗だくの僕には蚊が集まってくる。どれもこれも自然の摂理。

そんなことはさておき今日はとても楽しかった。まだまだ初心者で実験も多く、残り作業もたくさんあるけれど、気分がすっきりした。