2024年12月7日。冷たい曇り空。海は荒れている。
この春から度々我が家に遊びにきてくれて、8月には竹野へ移住したいと一緒に空き家探しもした6人家族、ついに家が決まり移住も確定。今日は境界線の確認等々で竹野に来るということで、新居となる家に会いに行った。
この地区はまだ移住者を受け入れたことがないということで、区長さんやご近所さんへの挨拶まわりも行った。みんな「賑やかになる嬉しい」とニコニコ喜んでくださった。本当によかった。もちろん実際に馴染んで溶け込んでいくには色々と苦労をかけるかもしれないけれど、この一家は大丈夫。全員明るいもん。
家財道具やゴミ等々全て置かれたままなので、年明けから不要品を運び出したりといった作業を開始し、春には全員引っ越してくる。これはこれは忙しくなるぞ。しかし家の中には重厚で良いものがたくさん置き去りにされている。ウミガメの剥製とか象牙のピアノ等々、そんじょそこらの家にはないものがある。できるだけ、そのまま活用して欲しいなぁと勝手に思ったり。
その後「冬の海が見たい」ということで竹野浜へ移動。そう、冬の海は色も音も違うし力強くて素敵なんだ。子どもたちと砂浜で遊んでいたら、豊岡の音楽仲間に会い話に花が咲いた。
今夜は出石の永楽館にて「こども神楽」があるということで、夕方より出石に移動。音楽仲間が営むお店で出石蕎麦を食べたかったけれど、大繁盛の売り切れで残念残念。仕方がないので他のお店に入ってみたら大当たり。出石蕎麦、ひとくくりにしてレッテルを貼ってしまっていたことを反省。お店によって全く何もかも違う。これはまた楽しみが増えた。
3月、永楽館でライブが決まっている。こういった伝統ある場所だし、普段のものをただこの場所で演奏しましたというだけでは勿体ない。そこで何か少しでも場に敬意を抱いた表現をしたく思っており、理解を深めたく館長からおすすめいただいた「こども神楽」にやってきた。
とても良かった。神がかっている子どもたちの神楽。ただただ圧倒されて帰宅した。来年も行くんだ。来年は移住してくる6人家族も一緒に行けたらいいなぁ。