命がけの音なんです。

 2025年1月11日。雪のち曇り。京都は晴れ。

 本日は京都西院OOH-LA-LAにて”ろんぱり”でライブ。寝起きから気になるのは積雪具合。弁当の準備などと並行して、積雪が多かった場合に除雪しなければならない箇所を歩いてまわる。水気が多い雪なので、除雪は不要だろうと判断。ただ結構な積雪だし、車道の雰囲気もなかなかの様子。積雪具合は場所によってかなり変わるし、深夜の帰路は凍結に霧に獣に命がけ。今日は過酷な1日になるなぁと腹をくくった。

 積雪が少なかったのは本当に海沿いだけで、あとは車で5分10分内陸へ入ればかなりの積雪だった。今日は除雪作業で京都へ出られないことも覚悟していたけれど、我が家周辺だけましだったのかと思うと、「天は街へ出てのこうしたお役目もしっかり果たすよう求めておられるのか…」と。良いのだけれど、過酷すぎるだろうと文句を言いたくなる。

 雪景色の峠道は美しく、本当に好きでたまらない世界だけれど、帰路を考えてしまうと恐ろしい。

 福知山あたりから一気に雪が減り、だんだんと別の世界になってきた。なんなら暑く感じる程。

 小林問題でなかなか準備時間を捻出できず、同じ曲を演奏することが多くなってしまっている。そうなんだが今夜はまた新しい音が出ていたように思った。しっかり音が分離して倍音が心地よいなぁと感じながら演奏した。

演目

  1. かくれんぼ
  2. 新月の呟き
  3. 死者の声
  4. うそでもいいから
  5. 誕生
  6. Rainy Head

共演

Hurricane Sally & reward / Small & Sisters / 菫 -sumire-

 帰路は亀岡の街を過ぎたあたりから霧が深くなり、凍結に雪、眠くなるような余裕など全くない道のりだった。今回も無事帰宅できありがたいことです。

 街へ出てライブをすると、慣れ親しんだ懐かしい光景が当たり前のようにある。酒を飲んでどーんと音を出してまた酒を飲む。翌朝どうやって帰宅したのか思い出せないようなことも多々あったし、明日のことなど何も考えず酔って演奏するのも楽しかった。常にそんな感じだった。今はそんなことできないし、そんな風にしたいとも思わない。でもあの頃はあの頃で貴重だったなぁ。でも今はこれだけ必死の思いで行って演奏しているんだから、どうあれあの頃よりも音に乗っているエネルギー量は比較にならないと思うんだな。