2025年5月11日。雨。
芸術文化観光専門職大学3期生によって設立されたダンスグループ「心舞」の公演があるということで前々からお誘いいただいており、会場の豊岡市民プラザへ。ちょこちょこ同じ舞台に立つこともあり、勝手に親近感を抱いてもいる。
「心舞」のダンスは何度か見ていて本当にしっかりした技術。今まで、とても上手なんだけれど、上手で凄くて美しくて楽しい!という印象しかなかった。本日、今まで抱いていた感想を心底丁寧にお詫び申し上げたいと思った。場所や主催者や観客のことを考えて、その時々での表現内容を精査し最大限の表現をされていたのですねきっと。
後半の舞台は胸を打たれ続けた。今の若い人たちは、苦しんでいるし怒っているし、窮屈な世になり死が身近なものになっている。でもただ大きな声で文句を言って終わるようなことではなく、各自両手の届く範囲で希望をつくり、今日より明日が良くなるように笑顔で一生懸命励んでいる。今を全力で生きている。そういうことがなんだかとても伝わってきた。この街には、こんな凄いものを作ることができる若い人たちが沢山いるんだなぁ。