2023年12月19日 晴れ。そんなに寒くない。波高し。
猟仲間が、昨日4段角の大きな雄鹿を仕留めたということで、今日は皮剥と肉取り作業予定。真弓さんも手伝ってくれるということで、7時頃からいつもの見廻り。僕は昨日の留守中罠が作動しないように乗せた蓋を外していく作業。
なんとまぁ、昨夜は獣たちが動き回ったようで…雪の上そこら中に色々な足跡が。悔しいことに、罠の上に乗せた蓋の上をバッチリ踏んでいる。しかも5箇所も。とても悔しいが、まぁそんなものんです大自然。僕の都合で動いてはくれませぬ。一箇所、足跡を確認しつつ蓋を外して調整していたら30メートル程先で物音が。びっくり目線を向けたら、真っ黒で大きな…雄鹿で少しホッとした。じっとこっちを見ている。バレちゃったかなぁ。
我が家からすぐ近くの藪の中に、猟仲間が罠を置いている。一ヶ月くらい静かだったのに、今朝行ってみると鳶がたくさんたくさん忙しく飛び回っている。これは何かおかしいぞ、何か死んでいる可能性高いぞと入っていくと…事件です。
罠にかかっていた鹿は、気の毒なことに前脚の先のみ罠に残り、あとは熊に持っていかれておりました。
痕跡を追うと斜面を踏ん張って登って行った跡があり、その先で鳶が賑やかにしている。
その後、猟友会の会長に会ったので報告。16日、ライブ会場に向かう道中で見かけた猪の件を聞いてみると、140キロ級の大きな大きな猪だったとのこと。仕留めることを考えると、それはそれで熊くらい恐ろしい話です。
いつも解体作業をしている川へ向かうと土木屋さんが来ており、台風で荒れまくっていた部分の修繕工事を行なってくれていた。なんとありがたい。さらに嬉しかったのが、作業の中で泥水が川に大量に流れるけれど、僕たちの作業に影響が出ないように丁寧に準備してくださっていたこと。確実に仕事を増やしてしまったのに、美しく対応されていて感動です。
この工事の関係で、知った人が次々現場へやってくる。その度色々話をすることになり、いつになく賑やかな皮剥ぎ肉取り作業。
帰路、原木椎茸の様子を見に行ったところ…なんと今日収穫予定だった椎茸が全て…ない。なくなった椎茸周辺には、僕たちのものではない長靴の足跡が。椎茸泥棒、事件だ! ここへ来るのはほんと限られた人だけで、みんな僕たちが楽しみにやっていることを知っているので、犯人は知らない人だなぁ。
昼になり、午後から道具を整理し、畑の面倒を見、持ち帰った肉を掃除して晒しで包んで冷蔵庫に入れ、ビードが上がらなかったタイヤの続き作業を済ませ、一箇所どうしても気になる場所を思い出し、罠を置きに出かけてしまい…なんだかんだしていたら夜。
もう猟はフルタイムの仕事だと受け止めて、日々の暮らしのリズムを整えていこう。そうしないと、振り回されたまま日が暮れ週が変わり月が変わり年があけてしまう。まぁ、毎日想定外で面白いんだが…大変だ。