僕の両手。

猫たちの性格の違いがとても楽しい、楽しいというか愛おしい。

2024年2月23日 雨のち曇り。風が寒い。海は荒れ気味。

罠の数はかなり減らしてあるし、全て家から近い場所のみに絞っている。なので今日も獲物はないだろうと油断していたら大きな二段角の雄鹿。60Kg程かなぁ。急な崖みたいな斜面の端に獣道があり、かなり足場が悪く高いところに罠を置いていたこともあり、斜面の木にワイヤーが絡まり身動きできない状態になっていた。

雄鹿はいつも凛と威厳がありその姿に大変敬意を抱いている。でも今日は気の毒なかかり方になり、彼の威厳までも奪ってしまった。申し訳ない。
そして仕留めるまではよかったけれど簡単に運び出せるような場所ではなかったもので、独りで運ぶのに苦労し汗だくになった。

腹抜きし帰宅し食事のあと、正午過ぎから1週間冷蔵庫で寝かせた1頭の精肉作業。80kg程の個体だったのでこれまた大変な作業で、5時間以上包丁を握ったまま。こうして自分の胃袋に入るまでの工程が大変だけれど、生き心地はすごくいいんだ。

しかし僕の両手は命をとること多々あり、猫たちを愛しみ、そしてギターを。以前とは違って、美しい音を出したいなぁという気持ちが強くなったなぁ。