2024年7月7日 晴れ。とても暑い。
昨夜遅かったもので眠くてたまらなかったけれど、畑に置いているハクビシン狙いの罠が気になり朝から畑へ。残念ながら罠はそのままでホッとした。もしかかっていたら、またまた大仕事だったので、本当に今日は助かった。
この猟というやつは、結構な確率で「獲れていませんように」と願うことがある、その時点で、なんだかおかしなことをしているなぁと思う。思うが、今、今は必要な役目。でも今日は助かりました本当に。
行ったついでに少し畑の面倒をみていたが、寝不足で疲れた身体は、朝の強い日差しで一気に汗を吹き目が回った。今日は屋根の下でゆっくり過ごそうと決め、帰宅した。
7月5日、ハクビシンを1頭仕留めた後の戻り道、ひとつ奥の集落で暮らすご婦人と立ち話を。彼女も畑に自ら罠を置き、ハクビシンやアナグマを獲り畑を守っている。餌なんかも工夫して。
そんなわけで出会うといつも立ち話をし、世間話から罠の話、どんな工夫をしているか等々の情報交換もする。
そんな最中ふと、聞かせてくださったお話。
「あそこに紫色の花があるでしょう。桔梗(キキョウ)っていうんだけどねーえ。今日みたいな暑い日に縁側から眺めてると、茎が長いからゆっくり揺れてね、それが涼し気で好きなの。いい時は短いけど(咲いている期間が短いらしい)、この時が好きだからずっとお世話してるの。」
とても素敵な話を聞かせていただいたなぁと、ため息みたいなものが出た。以後ずっとこの話が頭の中をループ。それで、あ、これはまた歌を授かったのかもしれないなぁと思い、そのまま歌ってみた。
「桔梗の花」
とても暑い日に
縁側から眺む桔梗の花
細長い茎の先
涼し気にゆっくりゆれる
良い時は短いけれど
つかの間の楽しみなのです
この時が大好きで
楽しみに世話を続けています
とても暑い日に
縁側から眺む桔梗の花