2024年10月14日 晴れ。海も割と穏やか。
5月の末に「100歳ピアノ弾き語りライブ」で縁が深まった荒野愛子さん、今夜は京都でソロコンサート。彼女からの依頼で、小林がPAや録音を担当し真弓さんが受付を担当するということに。PAみたいな重役がはてはて無事こなせるだろうかと思ったけれど、これもまた新しい風なんだろうありがたい。
歌なしの楽曲が収録された音源は持っていて、今年何度も聞いているんだけれど、今日はたっぷりと歌モノを聞け贅沢だった。古事記からの引用があったり、とても詩的なことばの表現は力があって美しい。前回ご一緒した時は、一体どんな人なんだろうと底なし沼にはまったみたいな印象だったけれど、少し手がかりを見つけ沼はさらに深まった。
聴衆を大切にされているなぁとも感じた。僕は聴衆に媚びるステージや表現は好きではなく、そこから離れると少々ひねくれた姿になってしまい、それはそれで居心地の悪さを感じ悩みの種だった。大切にするのと媚びるのは全く違う。僕は貴重な聴衆を大切にできていなかったんだろうなと大反省。
終演後、彼女が少し前に公開していた記事『めぐるとき、であうとき』についてお話。結局西洋のモノマネをしているだけになってしまう表現からどうやって脱し取り戻すか、もっとゆっくり話をしたいものです。