鹿鹿鹿鹿午前中。

雄鹿
立派な雄鹿。堂々とした姿。

朝起きて、やっと先週末の疲れが抜けてきたなぁと感じ、さて今日は何からやっていこうか!と思っていたところで…狩猟の師匠から2度入電。
内容は、

  • 1頭鹿がかかっており、その一頭は解体できる人に丸々差し上げた。
  • その直後、昨日罠を仕掛けたばかりの場所に、1頭かかっている。
  • 今日は午後から別の仕事もあるので、是非手伝って欲しい。
  • その後、他の場所も見回ったら…さらに2頭、雄鹿がかかっていた。

なんとなんと、合計4頭。

作業着に着替えて出動。2頭目から参加。

60キロは超えていそうな立派な雄鹿。
発情期独特のニオイがする。僕は結構、このニオイ好き。
生命力に満ち溢れたニオイ。
強かった。重かった。

3頭目、とても大きい! そして迫力の姿。

80キロくらいあるのかなぁ。
孤高を極めた姿。誇り高い姿。
大きな雄鹿、僕は尊敬し敬意を持っています。

本当にかっこいい。

僕は狩猟期間に入らないと、仕留める作業をするのは違反。
11月15日以降は全行程対応しなければなので、手前まで練習ということで…ツノに輪をかけて保定する作業に初挑戦。

こんな感じで向かってきます。

じっとこちらを睨むように見て、向かってくる。
その後、綱引きになるのですが、もの凄い力。

ツノに輪をかけて綱引きまでは良かったが、その後の動きが読めておらず…結局、師匠に再調整いただくことに。
地の利と鹿の生態を知った上で、動き方を選択していかないと危ないしうまくできない。
経験値が必要ですなぁ。

運び出すのも大変でした。へとへとです。

4頭目は若い雌鹿。
雄とは全く反応が異なる。

凄い午前中でした。
忙しい日に限って、こういったことがあるそうな。

この一年程で、日々の食事と、命のやりとりや土との距離が、うーんと近くなった。
曲を作ったり演奏したりすることと、食事、そして命のやりとりも近く、繋がっている。全て日常。

毎日が現在の地球で暮らす尊い営みで、知れば知る程、生き物が自然が愛おしくなり、同時に境界線も曖昧になってきています。
僕の肉体、かなりの部分、鹿から作られてますよ今。