猫が集まる音。

2024年1月27日 晴れだけれども時々雨も降る。海は荒れている。

朝、我が家の畑の向かいに設置されている箱罠に鹿が二頭入っていた。餌が入っていない箱罠に….入ることがあるんだねぇ。山から降りてきて、あちこちウロウロして畑の入り口付近もウロウロして、そのまま箱罠の入り口へ足跡が残っていた。いやはやこんなこともあるんだねぇ。

昨夜そろそろ寝ようと寝室へ行ったあと、なかなか猫たちが来ない。家中探すが見つけられず、仕方がないので「猫が集まる音」というのをYouTubeで見つけ鳴らしてみたら3秒くらいで猫2つ現れた。同じ空間の別次元から現れたみたいな妙な感じだった。そのあと仲良く暖かく眠った。

食べるものを探して箱罠に入ってしまった2つの鹿も、鹿肉を食べて暖かいところで眠る2つの猫と2つの人も、大した違いはなくそれぞれそれぞれの役割を生きていて、毎日色々なことがある。

畑に積もった雪、白菜が植っている畝だけ先にとけていた。白菜って暖かいのか…知らなかった。

少し打ち合わせが必要ということで午後から大浦湾。あと3ヶ月もすれば、この湾でカヌーやスノーケルができるというのも不思議。浜には鹿の足跡が。塩を舐めに来ているのかな。

この3年ほど読書時間を作るのが下手で、読みたい本がどんどん積み上がっている。読書習慣を取り戻すべく、表題がポップな「洞窟おじさん」をまず読んでみた。内容はポップではなかった。13歳で家を飛び出し山や川でサバイバル生活をし、発見された時は57歳。戦後から高度成長期に突入し、僕も生きてきた時代も入ってくる裏側でこんな凄い暮らしをしていた人がいたなんて。便利な世の中になって生きる力を完全に失ってしまった人間、このままではよくないなぁ。