2025年2月23日。雪。
積雪の影響で、部落の消防団定期点検と訓練はお休みになった。7時頃から西宮で入院中の父に持っていこうと準備していた、レコードからデジタル化した音源をCD-Rに焼き付けていく。今日は父と趣味が似ている親戚も来るので、親戚の分も用意する。その後、車から雪をおろし妹一家へ雪をお土産にしようと、発泡スチロールのトロ箱2ついっぱいいっぱい新雪を詰め込んだ。朝食をいただき、雪作業で身体が冷えていたので熱いシャワーを浴び出発。
9時過ぎ自動車の運転席に乗り込もうとした瞬間、屋根からどさっと雪が落ちてきてひどい目にあった。本当に勘弁してくださいよ。。。
家から5分程の山道で、スリップして山に突っ込んでいる車に遭遇。すぐに牽引車がやってきた。道中、ホワイトアウトして道の境界が分からなかったのか、田んぼに落ちてしまった車も見かけた。本当に気をつけねば。そしてトイレ休憩によった道の駅は観光客でいっぱい。レジは長蛇の列。なんだろう、観光客を眺めているとまるでテーマパークに来たかのような雰囲気で、この地で暮らしている人や生活様式に対する敬意が感じられないというか、そもそも見えていない。雪景色もまた、街の人のストレス発散と消費の対象。とても残念な気持ちになる。
妹一家にお届けした雪、とても喜んでくれて2日に渡り、雪合戦に雪だるま等々手がキンキンに冷えつつも楽しみつくしてくれた様子。
父は来週、声を嗅覚を失う。現状でもどんどん言葉での意思疎通が難しくなっている。言葉とはとても便利で有り難いものだったんだと改めて気がつく。そしてこの病は、しっかりした意思を動かない肉体にどんどん閉じ込めるそうな。最終的には意思疎通の手段がなくなる。正常に機能する肉体ですら不便なことが多く感じていたけれど、全く動かない肉体に閉じ込められるとはどういうことなんだろう。今のうちにテレパシーを使えるようになりたいと強く願いながら、今日もまた夜の雪道を走り帰宅した。